外壁塗装7【実際にあったトラブルの事例】
実際にあったトラブルをご紹介します。
まず先のブログでも書きました事例を紹介します。
老舗リフォーム業者さんの施工です。
施工後、トラブルになっている旨と業者が信用出来ないからと相談の電話があり、どこを直してもらったら良いのかのアドバイスをさせていただきました。
見てみると駐車場の土間には塗料の缶を置いていた跡がくっきりと残っていました。
ブルーシートを引く手間が惜しかったのでしょうか?
ちょっと考えれないですし、その手間を惜しむ職人が良い仕事をしているのか疑問でしかありませんが…
屋根も雨樋も軒下も仕上げがとても悪く、恐らくですが養生もせずに塗装をしたのだろうと思います。
その証拠にクーラーの室外機がペンキの飛散でベタベタでした。通常、室外機の養生を外すのはありませんので室外機の飛散は考えれません。
最後にシャッターが割れていました。恐らく足場の解体の時に当ててしまったのでしょう。
それ自体は人のする事ですからあり得る事です。
ただ今回はお客様が気がついて業者にクレームを入れる形になりました。
当てた職人も質が悪いですし、その後点検したと言う施工管理も質が悪いですね。
気が付かなければラッキーとでも思っていたのでしょうか?
お客様はその後、何度も担当営業マンにクレームを入れましたが、対応すると言いながら全く対応してくれないので会社にクレームを入れました。上司が来て対応する形になったそうです。
施工も後のフォローも悪い最悪のケースかと思います。創業100年以上の会社でもこんな施工なのです。
先のブログでも書きましたが、会社の規模も確かに大事かもしれませんが結局は人なのだと私は思います。
他の事例です。
①ハウスメーカーのお家で、他社でリフォームをすると保証が効かなくなると言われたからハウスメーカーでリフォームしたのに、困り事があり連絡した所、見にいくのに出張費がかかると言われたそうです。
保証がついているのに何故??と思いますよね??
お家の方もそう思われたそうで質問するとそう言う決まりなので…だそうです。
また点検に来てその後かかる補修は有償になるので、保証になってない!とトラブルになるわけです。
②訪問販売の会社で施工したケースです。トラブルがあり連絡してもなかなか来てもらえないので泣き寝入りしている…だったり、まだ繋がるだけマシで連絡した所『現在使われておりません。』のアナウンスが流れてくると言う悲しいお話も良く聞きます。
これは何故かと言うとやったら終わりでやりっ放しと言うスタンスの会社が多かったり、そのスタンスで商売を続けると悪名がたち商売が出来なくなる為、ワザと会社を潰し別会社を立ち上げて、また同じスタンスで会社を始めるという事を繰り返す業者も意外と多いです。
ちなみにテレビCMをしている会社でも元々は訪問販売スタートで非常に評判が悪い会社もありますので、聞いた事あるから安心だけではなく、今はインターネットも普及している世の中ですからしっかり調べてからお願いする様にした下さい。
③また当初出ていた見積り金額で済まず、追加料金が発生したと言うのも良く聞く話です。
どういう事がと言うと、見積りが出てその金額ならと工事を依頼した所、いざ工事が始まると壁の状態が悪く補修が必要であると聞かされて追加料金を伝えられると言うパターンです。
工事が始まっているので、断る事も出来ずに泣く泣く追加料金を支払ったと言うお客様もけっこう多いです。
④以前に職人直にお願いしたが、仕事がちゃんとしてるかな?と言うご相談を受け見に行った所、下の写真の様な仕事をしている会社もあります。
分かりますか?
作業の後のゴミがそのままで掃除もしてない所か塗り残しもある有様です。
ここは屋根に登らなければどうなっているか分からない箇所で、きっとバレないと思ったのでしょう。
⑤完工してから2〜3年で剥がれてきたと言うご相談も多いです。
これは塗装工事に手抜きがあった証拠です。
理由としては…
1、下地処理をきっちりとせずに塗っている。
2、塗料を薄め過ぎている。
3、職人の手が悪い。
いずれにせよお客様からすると高い工事代金を払っている訳ですから納得いく話ではありません。
これは職人が悪いばかりではなく、元請けの会社が悪いケースもあります。
利益を上げることを重視し、職人の工事金を値切るのです。これは意外と多いです。
最終的にとばっちりを受けるのはお客様です。
よく見極めていただきたいと思います。
値段が安過ぎる提案は高い確率で手抜きされるのが外壁塗装です。
上の写真の様に分かりやすくいい加減な事をしていればまだ良いですが、素人の方に分からない様に手を抜く方法などいくらでもあります。
次回費用について書きますが、職人も生活があります。安く仕上げようと思えば何かを削らねば生活費が残りません。
つまり作業を早く終わらせるか使用材料を削るしかありません。
つまり手を抜く仕事しか出来ないと言うわけです。
こんな現場は意外と多くあります。
そうならない様にしっかりと検討いただきたいと思います。
ではまた次回…
あずきなこのリフォーム【オフィスらっちょ】
代表:馬場 和孝
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