歳だからリフォームの必要はない??
100歳時代到来!と言われている日本ですが、お客様とお話していると…
もう歳だからリフォームする気がない…
するのが勿体ない…
継いでくれる子供がいないので…
などのお声をよく聞きます。
60代70代の方でも、そうおっしゃる方が多いです。
ちなみに弊社で後期高齢者のリフォームで多いのは…
1位 塗装工事
2位 バリアフリー工事
3位 介護リフォーム
4位 外構工事
5位 増築工事
となってます。
本当に歳だからリフォームの必要がないのでしょうか??
大丈夫なら良いのですが、私は色々なお家を見てきたので心配になります。
見てきた事例をいくつかご紹介しますので、本当にあなたのお家は大丈夫かどうか良く考えてみて下さい。
ケース①
今80代半ばのご夫婦。雨漏れしているので…と連絡をいただき訪問すると住居部分に水が漏れてきている状況。
以前にも書きましたが、ここまでくると大規模な改修工事が必要となるのでお見積りをしたところ、その費用は出ないとの回答。
実はこのお宅以前に塗装と壁の補修のご提案で100万ほどのお見積りをさせていただいた所、その費用を出すくらいならこのままで住むとお断りになっていたお家なんです。
今回お電話いただいたのは、以前の見積りで直せると思っておられたとの事でしたが、その時から比べると劣化も進んでいますし何より屋根裏、下腿部も水が浸入してそのままでは家が傷む一方の状況でした。
結局、お葬式などの費用で置いていたお金から捻出されて最低限の補修と塗装、壁の補修をしましたが、お客様のお顔が暗かったのを覚えています。
それから数年経ちお客様は90代に入っておられます。まだまだお元気なおじいちゃんとおばあちゃんです。
長生きしてくださいね!とお声をかけると家に関してはアンタに任せてるから安心やーと言ってもらえます。
結果オーライですが、本当は70代のあの時に塗装をしていただいてたら無駄なお金を出さずに済んだのでは!?と考えてしまいます。
ケース②
段差に足を引っ掛けて転ぶのが怖いとご連絡をいただいたおばあちゃん1人暮らしのお宅でした。
ご提案をする為の下見をして見積りを作ってご連絡を差し上げた所、連絡がつかない…
何度電話をさせていただいても繋がらないのでどうしたんだろう?と思って半年後…
近くを通りかかり、お邪魔すると出てこられたおばあちゃん。
事情をお聞きすると段差に躓き、転んで骨を折り入院をされていたとの事。
リハビリを経て日常生活には支障ない様になりましたが、少し足を引きずってるのを見るともう少し早く工事をしていたら怪我をする事もなかったのに…と思います。
その後、バリアフリー工事を済ませて快適な生活を送っていただいてます。
その他にも、ガス火は危ないからとIHにしたいと思っていた矢先にボヤ騒ぎがあったとか、玄関の階段で転んで怪我をしたとか…
などなど聞く話はとても多いです。
もう一度考えて下さい。
本当に家をリフォームする事は無駄でしょうか?
若い世代の方が戻ってこない家にリフォームは必要ないでしょうか?
寿命の話をすると誰にも分かりません。
しかし今のご時世70代の方が現役で働かれている時代です。
平均寿命も90に届こうかとしています。
その時代の中で特に60代70代の方には自分が90歳〜の人生があると言う想定をしてリフォームの計画を立ててみて下さい。
次回、リフォームのピンキリどう選ぶ?です。
合わせて参考にしてみて下さいね。
あずきなこのリフォーム【オフィスらっちょ】
代表:馬場 和孝
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